2017年6月18日(日)、ロバート・ハニーサッカーさんのコンサートが行われました。

いつまでも終わらないでほしい。ずっと聴いていたい。人柄を感じさせる暖かく深い歌声に包まれる、そんなコンサートでした。



「圧巻の黒人霊歌」ロバート・ハニーサッカーさんのコンサート第1部は、ヘンデルから始まりました。そしてシューベルト「美しき水車小屋の娘」より3曲。
続いて、奥様でピアノ伴奏の安田紀子さんのピアノソロで、「シューベルト 即興曲集」より第2番。

1部後半はアメリカの作曲家コープランドの作品でした。1曲目は選挙キャンペーンソング、2曲目はシェーカー教徒の曲、3曲目、天国に旅立つ前の賛美歌「川のほとりで」、4曲目の愉快な動物の鳴き声の入る子どもの歌、それぞれ特色ある曲調で楽しませてくれました。
よく、台詞は歌え、歌は語れと言いますが、英語の言葉はわからなくても歌われた意味が心に通じるハニーサッカーさんの歌でした。

休憩の後は、全てアメリカの曲。
「アイ・ガット・リズム」「マイ・ファニー・バレンタイン」は、ジャズの演奏でおなじみの曲ですが、素晴らしいバリトンで聞くのもステキでした。
また、ミュージカル「南太平洋」の「これはほとんど私のものだった」の心とろけること!泣きそう??

2部後半では、今回のタイトル、黒人霊歌をピアノソロも含めて6曲聴かせてくれました。深いバリトンで、本物を聴いた!という感じです。
ゴスペルと黒人霊歌の違いをピアノの紀子さんが教えてくれました。同じように神を讃える歌ですが、黒人霊歌は、奴隷としての暮らしの中で歌い継がれてきた曲をアレンジしたもの。ゴスペルは新しく作曲された音楽だそうです。
ですから「深い河」のピアノ伴奏が聴いたことのない美しい音だったのも、新しいアレンジだったというわけです。
3曲目の「水をかき分け」と4曲目「悩める水」は、同じメロディー。片方は歌で、片方はピアノソロでの演奏でした。こういったアレンジの違いも面白いですね。

アンコールは「アメイジング・グレイス」
最後にこの曲を歌ってもらってお客さまも大満足でした。

ぜひまた武豊で聴かせてもらいたいです!
そして、次はCDも売ってくださいね。

by ルーシー

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