2011年8月9日(火)にゆめプラサロンコンサート2011 坂川奈緒子・中本陽子 オーボエ&ピアノ「パリからの風~フレンチ・オーボエ&ピアノ」が開催されました。

少し遅れて登場したお二人は共に黒のシンプルなドレスで大人の雰囲気たっぷりでした。
今回はロマン派の曲が中心でした。
オープニングは「愛の挨拶」(エルガー)でたちまち優美なパリからの風を会場内に満たしました。
オーボエの坂川奈緒子さんはパリの風の優美さと「凜」とした意志の強さを思わせるものでした。



オーボエの「リード」作りは演奏する曲にもよりますが、
今回の演奏会には一週間くらい前から作って曲になじませたり、気候になじませたりしたそうでした。

ピアノの中本陽子さんは「太陽の子」のように明るくかわいらしい感じで、
音色にもそんなところが感じられました。
「バラード第3番0p47(ショパン)」は昨年がショパン生誕200年で中本陽子さんも好きな曲の1つで、
とてもかわいらしく優美な感じがしました。
「アダージョとアレグロ(シューマン)」では、
オーボエのなめらかな調べが優雅さと相まってとても印象に残りました。



第二部では日本の曲が演奏されました。
オーボエの音色が心地よく耳に響きうっとりとして聞き惚れ、時間のたつのをわすれるほどでした。
「アヴェ・マリア(シューベルト)」、サロンのための「小品0p228(カリヴォダ)」など
オーボエの音色が人の声に似ていることから自然に耳に入ってきて、ゆったりとした心地になりました。
まさにパリからの風そのもので夏の暑さを忘れる一時でした。



By WANWAN

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