2021年12月11日(土)、ゆめプラ サロンコンサート2021「光と影~美しい旋律と情熱のハーモニー~」が行われました。



礒 絵里子さんは前に一度会ったことがある。池袋の東京芸術劇場で地域創造の主催する芸術見本市で確か高橋多佳子さんのピアノと組んで演奏したのを聞いた。武豊に是非呼びたいと思っていた。
そういうことで、今回は楽しみにしていた。
身体にピッタリ合った真っ赤な妖艶な衣装で現れた。私としては別の意味でちょっと嬉しい。
デュオ・パッシオーネの演奏は幸田町と武豊の2回で計3回の演奏ということで結成は新しい。結成の由来を聞いた。



コロナのせいでコンサートのキャンセルが相次いだ時、コロナに負けずにコンサートをやろうと、ギターとバイオリンのデュオで盛り上がった。そこでこれはもう名前を付けて続けなければという事で今に至っているそうだ。
デュオ・パッシオーネというグループ名は二人の情熱的な演奏という意味なのか?


バイオリンとギターだと音の大きさが違うので合わせるのが難しいと思うのだが、そこはさすがというか、ゆめプラの音響スタッフが後ろに反響版を立てて、ギターの音を前に出すように工夫して合わせたようだ。
ギターは曲の途中で調弦するらしい。低音の弦を更に低くするのだとか。ギターは本来メロディーを弾く楽器だと思うのだが、今回は支えの方に回っている。ピアノと合わせるのとは違う良さが出ている。
何やら足で踏んづけているものがある、楽譜の代わりにタブレットを使っているようなので、それの譜めくりか?


休憩後の後半は、黒と白に衣装を変えて哀愁のこもる曲から入った。本来チェロ8本で奏でる曲らしい。そちらの曲のイメージが分からないが、バイオリンとギターでも十分感動できる。
次の曲は「エルビート」フラメンコ風でないクラシカルな曲でどこか聞いたことがあるような気がするが自信は無い。ギターの河野さんは有名な曲で皆知っていると思っているようだが、バイオリンの礒さんはそんなことはないと思っているようで、演奏が終わったとき、皆に「この曲聞いたことのある人」と手を上げさせたが、誰も手を挙げた人はいなかったようで、「ほら!」と勝ち誇った顔をしていたのが笑えた。


バイオリンを構える姿勢は美しい女性的といえる、ギターを構える姿は男性的ともいえる、バイオリンが光でギターが影か?
プログラムにあった光と影の意味が分からん。



私も十代の頃ギターを弾いたことがある。初めは湯の町エレジーから入って、禁じられた遊びをトライしたところで挫折した。
その時と較べるのはおこがましいが、ギターの音がホントに素晴らしい、私が弾いても同じ音が出せるとは思わないが、楽器も素晴らしいものなのだろうと思う。
バイオリンでこんな音が出せるのだという発見があった。ギャーギャーと銃声のような音、弦を支えている駒の後ろ側で弾いている。妙なる音が出るばかりでなく、こんな音も出せる。そう言えば初心者はのこぎりのような音を出すのを得意としている人がいる。
演奏した曲の感想を全然言っていない、これではブログの意味が無いと思われるが、曲のイメージを言葉に直すのはとても難しい。
バイオリンの音と、ギターの音の重なりの響きがとても気持ちよかったという事で十分ではないかと思う。     

By さくら

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