2023年3月19日(日)知多半島から世界へ!務川慧悟&進藤実優 2台ピアノの響演 が行われました。

知多半島出身で、世界で活躍する務川慧悟さんと進藤実優さんのお二人をお招きし、それぞれのソロ、連弾、2台ピアノと、多彩なプログラムで贅沢なコンサートを行いました。

ピアニストの務川慧悟さんは、現在フランスのパリで活躍されていますが、出身は知多半島の東浦町です。そこで、務川慧悟さんに直撃インタビューをしてみました。

1)ピアノを始めた理由は何ですか?

母がピアノの先生をしていたので、生まれた時から生活の中にピアノがありました。1歳から6歳くらいまで母に教えてもらい、その後ヤマハの個人レッスンに移りました。

2)留学先にパリを選んだのはなぜですか?

大学1年生の時に、マスタークラスでパリに行きました。パリには景観がきちんと保存された美しい街並みやたくさんのコンサートがあり、洗練されたお洒落さがとても魅力的でした。その時に、この街に行きたいと思い、留学先にパリを選びました。まずは自分が住みたいところに住むことに決め、学校と先生はそれから探しました。

3)ピアノをやめたいと思ったことはありますか?

ないですね。

4)ピアノが弾けなくなった時期やスランプなどはありましたか?

あんまりないです。弾き方の大改造をしたことはありますが、弾けなくなったことはないです。何かあっても結局自分の好きなように弾いているからでしょうか。

5)最近一番練習している曲は何ですか?

コンサートに向けてはシューマンですね。それからCDを出したので、ラヴェルもよく弾きました。

シューマンは詩人だと思います。文学的で、言葉にこだわりがあり、思想を持っています。共感できる部分と難解な部分がありますけど。

6)ピアノ以外の楽器を演奏したことがありますか?

ヴァイオリンを3週間くらい。ヴァイオリニストの友人が付きっきりで指導してくれましたが、あまり才能がないかも…笑。

7)好きな作曲家(あるいは弾きたい作曲家)は誰ですか?

バッハ、ショパン、ラヴェル、みんな好きです。

8)本番に強い方ですか?アガったりしますか?

エリザベート王妃国際音楽コンクールを終えてから、なぜか本番に強くなりました。あんなに緊張することはないと思うくらい緊張したからかなぁ。

9)1日の練習時間はどのくらいですか?

0時間~10時間くらいかな。

10)ピアノを弾いていて良かったことは何ですか?

一人でいても退屈しないです。たとえその場にピアノがなくても、頭の中で再生できるので。

11)世の中からピアノがなくなったらどうしますか?

訓練して、接客業をやってみたいです。ほかの楽器は他人と一緒に演奏することが多いですが、ピアノの本質は、他人と関わることでななく、孤独な楽器なので。

12)あなたにとって、ピアノとは何ですか?

なぐさめですね。へこんだ時にも音楽はそれを解消してくれます。

13)子どもたちにメッセージをお願いします。

好きなことをやっておいて良かったと、大人になって思います。

子どもたちは、いろんなことをやらなきゃいけないと思うけど、明確に好きだと思うものがあれば、それを一生懸命やってみるといいと思います。

務川さん、ありがとうございました。

ますますのご活躍を楽しみにしています。

by ヨーコ

おすすめ記事