5月5日(祝)ラストラーダカンパニー『らふぃゆ れふぃゆ』公演が開催されました。

緑にかがやく芝生に爽やかな風が渡るゆめたろうプラザにたくさんの笑い声が響きました。
ラストラーダカンパニーさんのノンバーバル(言葉を使わない)舞台 『らふぃゆ れふぃゆ』・・・イタリア語だそうで、オシャレですね~~



舞台もとってもオシャレ♪
題名の『らふぃゆ れふぃゆ』は"落ち葉”という意味だそうで
舞台上にたくさんの落ち葉が敷き詰められて柱が何本も立って電灯が光っています。
(どうやって柱を立てたんだろう?って所に興味深々になってしまいました)
会場には小さいお客さんもいっぱい。
みんなワクワクして開演を待っているのが伝わってきます。
実は、オシャレ~なパントマイムの舞台ってお子様にはちょっと難しいんじゃないかな?
最近の子ってピエロとかわかるのかな?なんて思ったりしていたのですがクラウン姿のLONTO(ロント)さんが出て来た途端、笑い声が上がり、一気に舞台の世界に引き込まれました。
長身でムキムキマンなのにコミカルなChang(チャン)さんと、可愛いRONTOさんの
ジャグリングに拍手が沸き、お客様もどんどん乗ってきます。


「今回舞台は、Xymox(シモシュ)のピアノを聞いて欲しい!」(Changさん談)
との事でしたが、いきなりピアノが出て来て、音楽家Xymoxさんの見せ場がやってきます。
クラウンのハチャメチャ攻撃に負けずにピアノを弾き続ける姿が面白いやら関心するやら
そして、舞台上には仕掛けがいっぱい!
びっくり様な所から飛び出す!!(何処からかは言えない・・・)どんな仕掛けになっているのか??興味深々。
実は、公演の前にChangさんとRONTOさんが
パントマイムや体の使い方などのワークショップを開催して下さったので
素顔のお二人にお会いできました(マスクはされていたので残念ながらお顔は拝見できず)
とても背が高く、鍛え上げられた肉体に金髪ドレッドのChangさん
とっても柔らかい物腰で、とっても優しい話し方とお声で丁寧に説明してくれます。
(声を聞いて頂けなくて残念)

ちょっとしたことも「良いね~」「素敵」と褒めて、盛り上げてくださりありがとうございました。
さり気無い動きの中に、鍛えられた技を繰り出し、驚かせてくれるRONTOさん。
Changさんと並ぶと、本当に華奢~って感じですが
パワフルで優しい、素敵なお姉さまでした。(見て頂けなくて残念)


今回、仕込みからバラシまで覗かせて頂ける事になり、図らずも密着取材のようにお邪魔させていただいたのですが
(一応、お手伝いって名目でしたが、ほとんどお役に立てず申し訳無かったです)
ず~~っと"優しい”雰囲気だな~と言う印象でした。
お手伝いの方もみえてはいましたが、少人数で舞台を造り、音響・照明も全てセッティングするという大変な作業をしているのに、とっても和やか
あんなに穏やかな雰囲気のバラシは初めての経験でした。
でも、作業はどんどん進んでいくのが流石です。
『今からピアノばらばらにするけど、その前に裏側見たい?』と
ニコニコと声をかけてくれた、頭にタオルを巻いた職人風のお兄さん
工具を握りしめたXymoxさんでした!
古びたピアノや不思議な台車のハイテクな仕掛けにびっくりする私たちに
愉しそうに説明して下さいました。柱の謎も解けスッキリ~
(忙しいのに、ありがとうございました。楽しかったです!)
あらためて、この舞台、本当に3人だけでやっていたんだなって実感させられました。
音響さんも照明さんも大道具さんも居ない舞台は
たくさんのアイディアと工夫と技術と鍛えられた技と大きな愛と優しさで出来ていました。
舞台ではセリフは無いけど、何をしたいのか、何をしようとしているのかを感じ取って
ついクスクス笑いが漏れてしまったり客席に向かってされるアクションに反応したり
"フリ”の所では息を飲み、シーンと緊張感が高まり"オチ”で『ワッ』と笑いが起きて
見せ場では拍手や手拍子をして、と、みんなが一体になって楽しんでいる感じ
何なら、一緒に参加してみんなで舞台を作っている感じ(言い過ぎ?)
それを見ていて、ますます楽しく、嬉しくなってきちゃいました。
公演後に、「何か、泣けちゃった」と満面の笑みで出て来られるお客様。
嬉しそうに"ピエロの赤鼻”を買ってもらう子供たち。(大人たち)
「ピアノ弾けないけど、楽譜買っちゃった~」とはにかむ御婦人・・・

GWの素敵な贈り物、ありがとうございました。

by ツッチー

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