4月24日(日) 針金造形アーティスト橋寛憲さんを講師にお招きし「針金アートのワークショップ」を開催しました。

ワークショップ(針金造形)を始める前に、講師の橋さんより針金の特徴や作成するにあたっての注意事項など、丁寧にご説明をいただきました。

使用する針金は、アルミ製で太さ1.0mmφと1.5mmφと2.0mmの3種類、それぞれ5色程度のカラフルな色のついた針金を準備し、ラジオペンチやニッパで曲げていきます。

今回、制作するのは、少し大きめの昆虫などの立体造形を作る作品と、魚やイルカなどを形どり糸でくくりつける針金モビール作品の2つから、自分が作りたいものをひとつ選択ができるようになっていました。

イチから針金を曲げて、リアルな生き物を作成するには、相当ハードルが高い事もあり・・・このワークショップでは、あらかじめ用意してある生き物をかたどった20種類ほどの木型枠から好きなものを選び、木枠に沿って丁寧に針金を曲げて巻き付けて輪郭を作り、生き物の形をとっていくので、小さなお子様でも容易にリアルなディテールが出来あがっていきました。さらには、きれいな模様をつけたり立体的に形作るなどして思い思いの作品を作っていきました。
材料は、アルミ製のやわらかい針金を使用していますので、手で簡単に曲げることができ、深い溝部分にはラジオペンチの腹の部分で擦りつつけることで木型にフィットし上手く形作ることができ、よりリアルな生き物の形を作ることが出来ます。

針金で生き物をつくることは、難しいと思っていましたが、橋講師によると針金だからこそ直線的なものを造形するより、流線的なものに適していることをご伝授いただきました。

部材と部材を結びつけることに苦労している人もいましたが、講師やスタッフのアドバイスにて、難関を突破し工夫して素敵な作品となりました。

出来た作品は、家に持ち帰り飾っておきたいという参加者。
そして、家に帰ってから違うものを新たに作りたいというお子さんもいました。

今回は、大人の方の参加もありました。針金という日常身近な材料を使用することで、針金造形の奥深さを知り、子どもから大人まで楽しく参加することができました。
また、作品展も同時開催していることもあり、多くの参加者が展示会に訪れて、橋さんの繊細でリアルな作品に感化され、ワクワクがとまらない様子でした。

多方面でご活躍の橋さんが、針金造形作家になるキッカケもそうだったように・・・
参加の子どもたちにも、モノを作り出すことの楽しさや無限の創造力を養えるキッカケになるといいなーと感じました。

By Star



おすすめ記事