2012年9月8日(土)、サロンコンサート 「優美、鮮烈」ピアノ三重奏が行われました。
サントリーホール室内楽アカデミーアンサンブルの
今井彩子(ピアノ)、小林朋子(ヴァイオリン)、小野木遼(チェロ)さんの三重奏です。



若手演奏家三人のトリオの演奏会はモーツアルトの「ピアノ三重奏曲」で始まり、

会場内にやわらかな音が響きわたりました。


ヴァイオリンとチェロで奏でるヘンデルの「パッサカリア」は色々な奏法を使っての変化に富んだ曲、

又ドビュッシーの「2つのアラベスク」をピアノがやさしい音色で奏でました。


そして、文楽人形浄瑠璃の三味線と語りをチェロのみで表現したという「BUNRAKU」は

日本魂がこもった心ゆさぶられる様な曲でした。


第二部はメンデルスゾーンの「ピアノ三重奏曲」
三つの音色が絶妙に溶けあって、ちょっと疲れ気味だった私を心地よく包みこみ、心も身体も癒されました。


曲や奏法についての解説等を交えてのトークは、とてもわかりやすくて演奏を二倍楽しめました。
アンコール曲では美しい音色をバックに思い切り歌を歌ってスッキリ疲れも取れ、

最後の「寅さんの主題歌」は何だか心をホッと優しくしてくれた気がしました。


おすすめ記事