2016年11月27日(日)、ゆめプラサロンコンサート2016vol.6「白夜の森で愛を語る」が行われました。

アコーディオン・ギター・タンバリンのトリオの「コルミッコ」は、フィンランド語で「三人組」という意味だそうです。
アコーディオン奏者のかとうかなこさんは、サロンコンサートに4年ぶり2度目のご出演でした。



かとうかなこさんは、ボタン式クロマチックアコーディオンという珍しいアコーディオンを自在に操り、体全体で音楽を奏でているような方です。
ギターの愛川聡さんは、ギターを抱えて演奏する姿がとても格好良く、しかしお話しするととても愉快な方でした。
そして、「タンバリン博士」こと田島隆さんは、何種類もの各国のタンバリン(自作の楽器も!)を次々と持ち替えながら、タンバリンから時にカスタネットや鈴や大太鼓のような音も出ていて、とても驚きました。

昨年結成されたコルミッコですが、フィンランド伝統曲やオリジナル曲も含めて、普段なかなか耳にしない北欧音楽を存分に楽しめるプログラムを届けてくれました。
3拍子の軽快なタンゴや、フィンランドのずっと暗い夏の日を思わせるオリジナル曲「昇らない太陽」、フォークダンスでおなじみの「ジェンガ」はタンバリンの田島さんが大きな体で舞台上を踊りながらの楽しい演奏でした。


衣装は、かとうさんが「コルミッコのイメージは青と黒」をふまえて作られたオリジナルの衣装という事でした。
様々な色や織の布地が組み合わされて、演奏に合わせてふわふわと揺れ動く布に、北欧の霧深い森の空気を感じました。



今日の公演は、響きホールの音響を生かし、ほぼ生音での演奏でした。
それぞれの楽器の音がしっかりと、満席のお客様に届いていました。公演中も客席から手拍子が沸き起こるほど大いに盛り上がり、アンコールではかとうさんと田島さんが客席まで降りて歩きながら演奏をしてくれて、お客様もとても喜ばれていました。


ホールを気に入っていただいた田島さんはリハーサルの時から「またここで演奏したい!」と言ってくださっていたそうなので、また是非響きホールに帰ってきてくれる事を祈っています!


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