2021年3月13日(土)岩部建設株式のサイエンストーク「道をつくる道のり物語」が開催されました。
今回のサイエンストークは、武豊町のみゆき通りに本社がある岩部建設株式会社さんのご厚意で、道路の歴史や道路標識の見方、道路のアスファルトとその下の見えない部分はどうなっているのかなどのお話しをしていただきました。小学生10名が参加しました。




講座の中で、2つのグループに分かれて、道路の長さ、高さを、広さなどを測る「トランシット」と「レベル」という測量機器を操作する体験をしました。
道路脇で測量をしているのを見ることはあっても、実際に触れてみるのは初めてで、みんな興味深く覗いて測定していました。


そして、一つ透水性アスファルトと普通のアスファルトの見本に水をかけて、透水性のアスファルトが良く水を通すことを確認しました。
水がアスファルトに溜まらないということは、雨が降っても車のタイヤが滑りにくいということです。



そしてアスファルト舗装の構造のお話がありました。
アスファルトの下には「路盤」があり、その下には「路床」「路体」があります。
路盤は石の大きさの違ういくつかの層で埋め硬め、より丈夫な道路を作る構造になっています。
実際には見ることのできない舗装の下の部分をイメージすることができました。


最後の実験は、4グループに分かれて大、中、小の3種類の大きさの石をそれぞれ容器に詰めて重さを計量しました。そして、大きさの違う石を混ぜ合わせてみた時の重さも計量しました。
どの大きさの石の組み合わせが、重いのでしょうか?
アスファルトは、隙間なく混ぜ、一番密に詰まる配合が丈夫なアスファルト舗装になります。

すべての実験が終わり参加者からの質問がたくさんあり、興味をそそる講座になりました。



いつも通る道路について、少し詳しくなったのではないでしょうか?
また、アスファルトの下に丈夫な道路にするための技術があるように、普段、目に見えない所にも優れた技術が隠れていることもわかりました。

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