2021年9月23日(木祝)、ゆめプラ サロンコンサート2021「華やかさと強さと~オペラからミュージカルナンバーまで~」が行われました。

14:00の部



プログラムを開いてびっくり。「え、ずいぶん色々なんですね。ジャンルも国も年代も。」
古いところでは400年以上前のイギリス、ジョン・ダウランド「再び来たれ」から去年の日本のヨアソビ「夜に駆ける」まで。メールラ、ヘンデル、モーツァルト、山田耕筰、中田喜直など。そしてもちろんMAKIさん作曲の曲も。
 
でも、全然心配ありませんでした。しっかり一つずつの曲を堪能できました。もちろん歌や演奏が素晴らしいからですが、曲と曲の間のお二人のお話に引き込まれ、しっかり曲をイメージできたのもよかったかもしれません。例えば、ダウランド「再び来たれ」は春になって外に出ておいでと愛が読んでいる歌ですとか、ザ・ピーナッツの「情熱の花」は「エリーゼのために」なんですとか。さすが東京芸大同級生コンビのお二人、演奏もお話も息がぴったりでした。


カウンターテナーって“男性が裏声で女性の音域を出す人”くらいの知識でしたが、彌勒さんはソプラノまで出てしまうそうです。その伸びやかな歌声はとても迫力がありました。そしてそのあとの「赤とんぼ」では、赤とんぼの止まっている竿の先が見えるような、心にしみ入るものがありました。色々な曲の色々な表情を見せて、いや聞かせてもらえました。
 
「秋~十六夜~」と「芍薬の祈り」はMAKIさん作曲です。今年は中秋の名月も十六夜も雲に隠れて見えませんでしたから、素敵なプレゼントをいただいた気分です。即興までありました。観客が「夜に駆ける」よりも似合いそうだから「朝に駆ける」という曲。4年前の公演の時いらした武豊の朝をイメージして演奏された、こちらもうれしいプレゼントでした。MAKIさんのピアノのように力強さとやさしさが同時にあるコンサートでした。


最後のプレゼントは撮影タイム。お二人がお客様をお見送りできないからと、急遽舞台中にご相談され、舞台上のお二人をスマホで写真撮影できる時間を設けていただきました。お二人ともありがとうございました。

by リリィ


18:30の部



緊急事態宣言の中、待ちに待ったコンサートだった。
MAKIさんは青と白の素敵なステージ衣装で登場。ジョン・ダウランドの「溢れよ我が涙」は、彌勒忠史さんのカウンターテナーの魅力いっぱいで、鳥肌がたち、たちまち心豊かな世界へ引き込まれました。



「古都の宵桜」「秋~十六夜~」はMAKIさんのアレンジがおしゃれで、いろいろな思い出があふれる叙情的な曲想が印象的でした。

モーツァルトの「トルコ行進曲」、ベートーヴェンの「情熱の花」は聞いたことのある曲なのに、MAKIさんのピアノと彌勒さんのカウンターテナーで、まったく新鮮で、活動的で、楽しいひと時でした。


後半では、ドレッシーなMAKIさんの衣装と、『West side story』より「Maria」は彌勒さんの魅力いっぱい溢れる曲で印象に残りました。

アンコール曲のカッチーニの「アベマリア」は、荘厳でゆったりとして、いつまでも聴いていたかった。MAKIさんと彌勒さん、また聴きたいな。

by WANWAN


ちらし


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