2019年10月20日(日)15時より、ゆめプラサロンコンサート2019「研ぎ澄まされた感性~新星☆弦楽カルテット~」が行われました。



濃紺のステージ衣装で登場し、ハイドンの弦楽四重奏曲第57番ハ長調Op74 No.1
の第1楽章が始まった途端、その音色に魅了され、落ち着いた優雅な雰囲気に浸ってしまいました。第2楽章では、ヴァイオリンの繊細な音色にヴィオラ、チェロが入ってキラキラした感じが最高でした。第3楽章では、思わずステップをふみ、体を動かしたくなりました。


バルトークの弦楽四重奏曲第4番Sz.91では、うって変わり、太鼓の響きを思わせるような音色が、まるで現代音楽のようでした。一方、第3楽章のピッチカートは、民族音楽を思わせるようでもありました。華やかな音色に日本の祭りばやしを思い出しました。


後半は、黒っぽいステージ衣装で登場しメンデルスゾーンの絶筆となった弦楽四重奏曲第6番へ短調Op80の演奏でした。第1楽章は流れるような繰り返しで始まり、それがアクセントとなり残っています。第3楽章ではレクイエムのような荘厳な感じで、ゆったりとした雰囲気を感じました。何かメンデルスゾーンの思いがヒシヒシと伝わってくるようでもありました。


アンコール曲はピアソラのリベルタンゴ。今まで聞いてきたリベルタンゴと違い、弦楽四重奏の雰囲気が出ていて、また違った感じでとても良かったです。

とても良い雰囲気で贅沢な時間でした。

by WANWAN

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