2011年6月5日(日)、ゆめプラサロンコンサートが行われました。

放浪の民 ジプシー・ヴァイオリン

ヴァイオリンの高橋誠さん、そしてピアノとアコーディオンのティト・モンテさん。
ジプシーの歴史は迫害と差別の連続だったと言われる。そんな歴史を感じさせるかの様に、どことなく哀愁を帯びた響きでアルゼンチンタンゴ「ジェラシー」の演奏から始まった。



「LARK」は小鳥のさえずりの様なヴァイオリンの音色にまるで森の中に迷い込んだような気分
そして「You Raise Me Up」はカントリー調で何かやさしいなつかしさを感じさせる曲。
高橋さん自身の作曲でジプシーのキャラバンをイメージして作ったという「サバーチカ」「In The Blue」は心に残る曲だった。
「In The Blue」は一抹のさびしさを感じる不思議な響きで心に迫り目を閉じて聞いていると美しい月夜の情景が浮かんでくる様だった
「Caruso」はすすり泣く様なヴァイオリンの演奏とティトさんのアコーディオンがとても美しかったし、「黒い瞳」は後半のヴァイオリンを弾く速さに驚かされた。
どれをとってもピアノ又はアコーディオンとヴァイオリンとのかけあいが絶妙で二人とも本当に楽しんで演奏している様子が伝わって来た。



彼等は観客とのキャッチボールで会場の一体感を作り出し、大切にしながら演奏したいということだったが聴いている我々も一緒になって色々な音楽の世界に入りこんでいけた様に思った。
又、高橋さんがヴァイオリンを弾きながら客席におりてきてくれるというサービスも嬉しかった
ティト・モンテというのはアルゼンチン系の名前らしいが実は彼は日本人。
高橋さんとは高校の同級生だそうだ。
この二人の楽しいセッション、これからも益々楽しみです

By tomo2

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