2021年7月24日(土)、ゆめプラ サロンコンサート2021「天鵞絨の音色~加賀百万石で鍛え抜かれたカルテット」が行われました。



OEK(オーケストラアンサンブル金沢)には、もう何回もゆめたろうに来ていただいています。その時はオーケストラでした。今回は、気づけば2015年以来久々のご登場です。そして公演前のウェルカムロビーコンサートや図書館や役場でのアウトリーチではおなじみでしたが、ホールでは初めての弦楽カルテット。
「あぁ、久しぶりにお会いできますね。」といそいそと出かけていきました。本来なら去年開催されるはずが、コロナの影響で今年に延期になっていたのですから、私と同じように心待ちにしていらっしゃった方も多かったのではないでしょうか。はい、100席完売でした。「座席数は通常の半分でも満席といえてうれしい」と、バイオリンのグーギンズさんの優しいお言葉です。


プログラムに「ハイドン、モーツアルトの弦楽四重奏から日本の歌まで《音楽の旅》に出かけましょう。」とあるように、色々な時代、国の曲が並びました。
第一部は、ヴィヴァルディの協奏曲、ハイドンの弦楽四重奏曲、ポロディンのノクターン。まさに天鵞絨(ビロード)のような艶やかでなめらかな響きに安心して身を任せられます。
ハイドンが予定よりも短かったのでと、第一部の終わりにおまけの一曲、モーツァルトのディヴェルティメントK136。そして、第二部の始まりもディヴェルティメントK137でした。日本語で「嬉遊曲」と言うそうです。その名の通り、軽やかで楽しい曲。モーツァルトがパーティを見て、あちらでおしゃべりし、こちらで内緒話しているといった様子をそのまま表した曲という説明が、とても分かりやすくて演奏を聴くとなるほどと思えました。



続いて、ドヴォルザーク、J・シュトラウス、ガーシュイン、最後はいずみたく「見上げてごらん夜の星を」、アンコールは「情熱大陸」。他の曲も、演奏を聴いて本当にお話いただいた情景が目に浮かぶようでした。4台の楽器が重なりあい引き立てあって、クラシックだけではない様々な曲の魅力を披露していただきました。
落ち着いたら Go to コンサートで金沢にもいらしてくださいとのことでした。金沢駅すぐ近くに本拠地の石川県立音楽堂があり、毎月公演があるそうです。ついでに加賀百万石の美味しいものも堪能したいですね。

by リリィ

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