2018年5月20日(日)、響きホールにて、ゆめプラサロンコンサート2018「That’s エンターテイナー!II」が行われました。



サックス四重奏「カルテット・スピリタス」のみなさんは、これまでもサロンコンサートやアウトリーチをしていただいたり、個々でもさまざまな形で公演を行っていて、ゆめプラでは既にお馴染みのアーティストです。
今回は1日2公演。1回目はファミリー向け、2回目は一般向けのコンセプトでプログラムも変えての公演となりました。


14日(月)から18日(金)の5日間で武豊町内小学4年生の全クラスで行われたアウトリーチを経てのコンサートだったため、小学生のお客様がたくさんご来場されました。
アウトリーチの楽しさをご家庭でお話しして家族を連れてきてくれた子、緊張気味に自分のお財布からお金を出して当日券を買ってくれた子、かわいらしいピアノの鍵盤のスカートを履いておしゃれして来てくれた子など、いろんな形でこのコンサートを楽しみにしてくれていた子どもたちに会えました。


1回目の公演は、童謡や唱歌や、映画音楽をメドレーにした曲、サックス四重奏の為に書かれた曲、カルテット・スピリタスの為に書かれたオリジナル曲など楽しいプログラムでした。
中でも「紙芝居オペラ『MOMOTARO』」は、スクリーンに映し出された昔話「桃太郎」のお話に沿って、サックスの演奏だけで物語の雰囲気から動物の声までもが表現されるという斬新なプログラムが上演されました。映像も曲もオリジナルで作られたそうですが、本格的なのにすごく愉快な作品でした。次回は是非武豊町に縁のある「URASHIMATAROU」をお願いしたい…!(笑)



2回目の公演は、本格的プログラムが中心。
バッハやアルベニスの楽曲では、サックスの四声の音が溶け合ったり、それぞれが際立ったりと、絶妙なバランスの演奏を聴かせてくれました。
もちろん楽しい演出も用意されていて「ラテンメドレー」では、照明で舞台一面が怪しいピンク色に染まったり、ミラーボールが回ったりする演出もあり、お客様からは盛大な拍手や笑い声や掛け声があがり、とても盛り上がりました。
そして、2公演共に最後の曲「熊蜂の暴走」は、リムスキーコルサコフで有名な「熊蜂の飛行」をアレンジした曲で、結成15年のスピリタスのアンサンブルの妙技も堪能できる演奏でした。


終演後のサイン会は、小学生はもちろん、今日の演奏に感激したお客様が列を作っていました。
家から色紙を持参した小学生や、吹奏楽部でサックスを吹いているという中学生たちにも、スピリタスのみなさんは優しく声をかけたり、みんなで記念撮影をしたりして、お客様との交流も楽しんでいました。
今回、子どもはもちろん、付き添いで来場された親御さんたちも、コンサートをしっかり楽しんでいただけたようです。

カルテット・スピリタスのみなさんには1週間大変お世話になりました。

また武豊町でお会いできるのを楽しみにしています!

by S.A

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