2024年12月8日(土)、ゆめプラ サロンコンサート2024 vol.6
葵トリオ「天陽を仰ぎて~飽くなき音楽への探究と調和~」が行われました。
葵トリオのアオイはメンバー三人の頭文字から、そして葵の花言葉「大望、豊かな実り」に共感して名付けられたそうです。ピアノ秋元孝介さん、ヴァイオリン小川響子さん、チェロ伊東裕さんのピアノ三重奏です。葵という日本的な花の名前とクラシックの取り合わせがちょっと意外に感じられたのですが、同時に既成概念にとらわれない自由さを感じました。

コンサートが始まるとすぐに三人の世界に引き込まれました。演奏はお一人ずつ粒が立っているのに一つのものとして全き調和の中にある不思議。その調和の海にたゆたっているのはとても気持ちのいいものでした。

プログラムは多彩でした。第一部はエルガー「愛の挨拶」、ラフマニノフ「ヴォカリーズ」、クライスラー「愛の喜び」、ショパン「ノクターン」、ハイドン「ジプシートリオ」と、耳なじみのある愛らしく甘やかな曲たち、異国情緒もありと楽しく聞き入っていたら一転、第二部はヴァインベルク「ピアノ三重奏曲op.24」。



ヴァインベルクはナチスのポーランド侵攻によりソヴィエトに亡命した作曲家です。最近ヨーロッパでは演奏されることも増えてきたそうですが、日本ではまだなじみの薄い人です。この曲は、なんだか今の時代にも通じるような不安をあおられる感じがすごかった。大波に流され、それに必死に抗い、平穏は一時でしかなく、ずいぶん翻弄されました。

この曲をコンサートで演奏するのは今回が初めてとのこと。その挑戦の場が武豊であったことはとても光栄です。自由さとチャレンジ精神でますます活躍の場を広げていらっしゃるようです。ぜひまた武豊にお越しください。
りりい

