2024年11月16日(土)、ゆめプラ サロンコンサート2024 vol.5
新倉瞳×渡辺庸介「まだ見ぬ音の世界へ クラシックと民族音楽のクロスオーバー」が行われました。
水琴窟の音のような「波紋」の心地よい音色を響かせながら薄暗い舞台両側からお二人が登場し、とても儀式的な空気で始まりました。
バッハの無伴奏チェロ組曲は、チェロの重厚な音色に静かなパーカッションの音色が絡み合いとても印象的な曲想でした。

ユリンギウスのポルスカでは、新倉瞳さんの歌声でスタートしたチェロの音色に、渡辺庸介さんの演奏する民族楽器を中心としたパーカッションの音がバランスよく絡み合い、チェロの新しい魅力を引き出した感じでした。
渡辺庸介さんの「雨上がり、踊る水」ではボイスパーカッションをする渡辺庸介さんが雨だれの音を再現しチェロの音色が印象的でとても興味深く聞きました。

新倉瞳さんの「ひかえめな満月」ではタジギスタンの民族楽器の「ドンブラ」を使って繊細な音を響かせパーカッションとの絡みが印象的な曲でした。
渡辺庸介さんの「チェロと打楽器のための舞曲~Trance~」では会場全体に手拍子が響き今まで持っていたチェロのイメージがガラッと変わり、文字どおり民族楽器とのクロスオーバーを体感しました。
