6月1日(月)から5日(金)にかけて、武豊町の4つの小学校の、4年生全員を対象にアウトリーチを行いました。
今年のアウトリーチのアーティストは、ヴァイオリニストの早稲田桜子さんと、そのお姉さんでピアニストの早稲田眞理さんです。

「NPOたけとよ」が毎年4年生全員に対して本物の演奏を身近で聴いてもらうこのアウトリーチには、壮大な計画があるのです!この年齢で体験する感動は、その後の人生に影響を与える力を持っています。武豊町を「文化の薫る街」にしたいと思っています。この子どもたちが成人し、親になったとき、きっと子どもを連れてコンサートに来てくれると期待しています。
初日6月1日は富貴小学校からスタートです。桜子さんが、子どもたちの座る椅子の間をぬうようにヴァイオリンを弾きながら歩いて回る姿に、子どもたちはびっくりしたり、恥ずかしそうに照れたりしながら、目を輝かせていました。


十数年前にイヴリー・ギトリスさん(世界的に有名なご高齢のヴァイオリニスト)がゆめプラで演奏会を行ったことがありましたが、驚いたことに桜子さんは、その時、滞在中のギトリスさんと日間賀島にご一緒したことがあったそうです。フランスではギトリスさんのお弟子さんだったそうです。
演奏はエルガーの「愛の挨拶」に始まり、ドヴォルザークの「ユーモレスク」と続きます。ドヴォルザークは汽車オタクだったそうで、普段からよく汽車に乗車していたそうです。ある日、乗った汽車の音が気になると車掌に調べてもらったところ、故障が見つかったそうです。耳が良かったのですね。そして、音のリズムを感じる能力も素晴らしかったのかもしれませんね。
桜子さんがとても大切にしているヴァイオリンは二百年以上前に作られたもので、表面は松、裏面と側面は楓の木で作られているそうです。エフ字孔から中を覗くと、作者名や製作年が書かれているタグが見えると話していました。
翌日2日は武豊小学校です。演奏のプログラムはほぼ同じですが、少し変わっているところもあります。土曜日に行うコンサートの練習も兼ねているのかもしれません。
3曲演奏したところで、ヴァイオリンの演奏体験がありました。桜子さんが子どものころに使っていた小型のヴァイオリンを二つ持ってきてくれていて、じゃんけんで勝ち抜いた4名が練習をした後、選ばれた2名で「カノン」を合奏しました。初体験にドキドキしながらも、演奏の後は得意満面の笑みが見えました。


アウトリーチの最後は、クラスの皆と桜子さんたちとで「エーデルワイス」をリコーダーで合奏しました。とてもきれいな音色が視聴覚室内に響きました。

台風の影響で、翌日3日は学校が休校になる可能性が出てきたため、この日の最後の5限は、翌日のもう一クラスも一緒に、2クラス合同でアウトリーチ授業を受けてもらいました。

心配していた3日の衣浦小学校は、台風の影響で授業が休校になってしまいましたが、アーティストにとっては、中日の良い休息日になったかもしれません。
最後の学校は緑丘小学校です。4学級あります。一日でまわるのは無理なので、4日、5日の二日に分けて行います。午前で終了するので、午後は昨日できなかった衣浦小学校に行って行います。緑丘小学校を片付けて衣浦小学校で準備するのはかなり大変ですが、これをやっておかないと、後日、別の機会を作って休校となった衣浦小学校の二クラスを行わなければなりません。そうなるととても大変ですが、今回は、緑丘小学校の日程が二日に分けてあったので、衣浦小学校の残る二クラスも午後から行うことができました。よかった~。


アウトリーチの見学に町議会議員の方もたくさん来てくれました。アウトリーチの意義と効果に賛同してもらい、武豊町の文化の向上と住みよいまちづくりのために、今後もご協力いただけるとありがたいです。
今年も色々ありましたが、大きな問題もなく終わることができました。
担当していた事務局の人は大変でしたが、達成感を味わうことができたでしょう。
By Sakura
