8月2日(土)10時 ゆめたろうプラザ創作工房で東海カーボンさんによるサイエンストーク「カーボンブラックのブラックパワー」が実施された。この講座は「NPOたけとよ」が毎年行っている。町内の企業にお願いして自社の技術や製品などを紹介して貰う講座で、人気の高い講座になっている。今回は「炭のパワー」と題してカーボンブラックについて教えてもらった。

実験をしながらの話がメインで、先ずはカーボンを作る実験。

割り箸をアルミホイルで包んで、アルコールランプで加熱すると煙が出てきて、ホイルの中の割り箸は酸素がないので燃えなくて炭になるらしい。

ホイルを外すと真っ黒になった割りばしが出てきた。

これに火をつけると赤くなって燃えるが炎は出ない、後に白くなった灰が残った。カーボンは空気中に消えた。

2番目の実験は「カーボンは電気を通すか」という実験。

シャープペンシルの芯をワニ口クリップで挟んで乾電池4個を直列につないで電気を通すと、シャープの芯が真っ赤になってやがて白く光ったと思ったら溶けて切断した。カーボンは電気を通すということは分かったが、稲妻のような白い光を発する様子は衝撃的でもあった。

3番目の実験はカーボンの独特な性質についての実験

赤く色のついた水を活性炭の入ったビーカーに注ぎ入れて濾紙でこしながらロートで別のビーカーに移すと、あら不思議透明になった水が出てきた。

濾紙で色が吸い取られたという疑いに対しては、赤い水を濾紙だけでこしてみると色は全然変わらない。

種明かしは活性炭の形状に答えがあり、微細な穴が沢山開いておりこの穴に色の粒子が吸い取られたということらしい。

他にカーボンの強さについて、鉄と炭素繊維強化プラスチックでは同じ重さで比較すると10倍の強度があるということでした。

カーボンはゴムと混ぜて使うことで、ゴムの強度を変化させて用途に応じた使い方が出来るということがわかった。

一番よく使われるのは自動車のタイヤで、タイヤが黒いのはカーボンを含んでいるからです。

8種類のゴムシートを比較して柔らかさの順番を調べる実験が次にあり、参加者は色々工夫しながら比較の仕方を試していました。

最後は3つのゴムボールの弾み具合を調べる実験でした。

このボールは参加のお土産になるということで、大喜びで弾ませていました。

実験の意図は、はずみの違いはなぜ起こるのか、ということを考えてもらうためで、ボールが跳ね返りで変形するとき、変形しやすいとエネルギーを熱エネルギーに変換するためエネルギーロスで高く上がれない。反対に硬くて変形しにくいと、ロスが少なく高く跳ね返ることが出来るということでした。

東海カーボンさんはこのカーボンを月に8000トン作っているそうです。

いろんなところに使われているけれどカーボンだけで見ることは無いので気が付かないけど大切なものだということがわかりました。

By Sakura

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