2025年1月18日(土)ゆめたろうプラザ開館20周年記念事業
米国空軍太平洋音楽隊「ファイナル・アプローチ」が輝きホールにて行われました。

コロナ・インフルエンザの流行で皆様にご来場頂けるかが心配でしたが、400名を超えるお客様にお越し頂きました。誠にありがとうございました。

まず、今回の「ファイナル・アプローチ」をご紹介させて頂きます。
米軍には陸・海・空軍にそれぞれ音楽隊があり、空軍の太平洋地域36カ国で活動している音楽隊の一つである本バンドは、オールディーズやジャズ、カントリー、ロックなど様々なジャンルを演奏します。他にもこの音楽隊には、アメリカンポップス専門の「パシフィック・トレンズ」、ジャズ専門の「パシフィック・ショーケース」などがあり、国境を越えた親善活動や国際交流を目的として演奏活動を行っています。
また、空軍の隊員といっても普段パイロットをしているわけではなく、音楽演奏をするために厳しいオーディションを勝抜き入隊されたメンバーなので実力は折り紙つき。
主にジャズや現代アメリカ音楽などの商業音楽全般を専門とする世界最高の音楽大学「バークリー音楽大学」卒業の方や、世界最高のジャズバンド「グレン・ミラー・オーケストラ」出身の方など、そうそうたるメンバーです。

さて、公演の方はと言いますと、始まる前から皆さんソワソワ。
どんな演奏をしてくれるのだろう?という期待に満ちたお顔ばかりで、

「Johnny B.Goode」が会場に鳴り響いたとたん、皆さん手拍子・体拍子のオンパレード。いきなりマックスボルテージです。
オープニングにこの曲を選曲するあたり、憎いですね~。

続いてアラバマ州の非公式な州歌としても知られている「Sweet Home Alabama」から「You Are The Best Thing」などアメリカを代表するボーカル曲が続き、誰もが知っている「聖者の行進」へ。
もう歌詞が英語ってだけでカッコいいし、演奏は最高だし。
そしてやはり聞きなじみのある曲はお客様のノリが良いですね。(笑)

そしてこれまた聞きなじみのある「La Bamba」「Route 66」では、モルドバ出身の女性ゲストボーカル ヴィオリカ・ロゾヴさんの登場です。

母国でクラシックボーカルを学び数々の音楽番組への出演、その後ジャズボーカルを学びながらさまざまなコンテストに参加しトロフィーを得ています。
ハウステンボスでのショー出演をきっかけに、日本在住のボーカリストとして都内を中心にさまざまなイベント出演・コンサートを行っているそうです。
容姿から想像するとおりの大人の色気と言うんでしょうか、艶のある歌声で、アップテンポの「La Bamba」では見事にお客様を虜にしてくれました。

激しすぎず心地よいドラム、全体を支える安定したベース、突出したソロを披露してくれたギター、サブトーンを活かし時にはバトル演奏のように楽しませてくれたサックス隊、トロンボーン・ギターを含めた三刀流のボーカル。
どれもが素晴らしい演奏・演出で、本場のアメリカンサウンドを堪能出来ました。

終演後には、この日のために勤務地のハワイから駆けつけて頂いたヘザー・カーシュナー上級曹長からの感謝状授与があり、アンコールを含めた計14曲の本公演はNPOたけとよにとって思い出に残る公演となりました。

お見送りをして頂いたメンバーと交流をされるお客様の笑顔を拝見でき、本公演に携われたことを大変嬉しく思います。

ご来場頂きましたお客様、誠にありがとうございました。

                                          ナベさん

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