2023年7月29日(土)、山崎まさよし Premium Live in TAKETOYO が行われました。
昨年の企画会議で、コロナ禍の客席数制限が解除される上で、久しぶりの目玉企画として「山崎まさよしさんを武豊に呼びたい!」という声が上がりました。
大好きなアーティストが名古屋や東海圏の大きな会場に来ることはあっても、自分の地元の、我が町のホールに来てくれるというのは、やはり特別な想いがこもります。
企画が決定してから、事業担当リーダーをはじめ、担当者がそれぞれアイデアを出し合って公演を盛り上げる様々な工夫をしました。
公演PRとして町内外の様々な施設やお店に公演ポスターを掲示のご協力をいただく際には、みなさんから「え!武豊町に山崎まさよしが来るの!?すごい!」と驚きと喜びの声が上がりました。
おかげさまでチケットは早々と完売し、近隣住民はもちろん、遠方からもたくさんのお客様がいらっしゃると分かり、特別に最寄り駅と会館をつなぐシャトルバスを用意したり、お客様をお迎えするロビーに、公演の巨大バナーや手作りの山崎まさよし人形を展示したり、ささやかなプレゼント企画があったり…。
公演当日、次々とご来場されるお客様が、展示物を見つけて楽しそうに写真を撮ってくれる姿を見て、スタッフ一同嬉しかったです。企画担当者の本気度が伝わりましたでしょうか。
コンサート開演時間になると、満席の客席の和やかなざわめきが、会場の照明が暗くなると同時に静かになり、暗い中で舞台中央に歩いてくる山崎さんに大きな拍手が起こりました。
ソリッドなアコースティックギターに、しなやかな歌声が乗り、ジーンズにボーダーシャツ、ストローハットの山崎まさよしさんに照明が当たり、舞台後方には、3枚の白い布が吊られ(正面から見たら「山」の字?!)曲によってイメージする色に照明が当てられ、シンプルながら美しい演出でした。
MCでは、最近のプライベートの出来事についての話と「今日は、ゆっくりやることにしています」というコメント通り、セットリストもスローな曲を中心に選曲されていました。
「妖精といた夏」「六月の手紙」「ツバメ」は、春から夏にかけての曲で、この日の蒸し暑さを忘れるような、ゆるやかな涼しい風が吹き抜けていくような心地よさを感じました。
少し前のテレビの音楽番組で披露していたループマシーンも使って、打楽器やギターのフレーズを重ねて、バンドのようなサウンドで演奏する曲や、お客さんとのコーラスセッションを楽しむ曲などもあり、名曲「One more time, One more chance」もじっくり丁寧に歌い上げて、客席も感動の拍手に包まれました。
都心部から随分遠い武豊町に来たことを、山崎さんも遠方のお客さまもきっと驚かれたと思いますが、大きなホールやライブハウスの規模で聴くのと違う、600ちょっとの客席の輝きホールならではの、物理的にも心理的にも近い距離で、アットホームな雰囲気もある素敵なコンサートだったと思います。
地元民としては、今日のこの日のコンサートに立ち会えたことは、これからもずっと心に残っていくと思います。
By S.A
たくさんのご意見をありがとうございました(アンケートより抜粋)
とても楽しかったです。はるばる大阪から来たかいがありました。駅から徒歩を覚悟していましたが、シャトルバスがあって命拾いしました。山崎まさよし等身大手作り人形も味があってよかったです。各地の公演に参加してきましたが、記念チケットや公演ポスタープレゼントなどのお得感満載の公演は初めてです。何よりスタッフの方々のサービスが“おもてなし”にあふれていてとても温かく感じました。ホール自体もすてきでしたし、機会があればまた来たいと思います。ありがとうございました。
まさよしくん人形について
私たちNPOたけとよは、ゆめたろうプラザを拠点に芸術、科学、創造などをテーマに事業展開しています。
山崎まさよしさんの公演が決まって、全国から集まるであろうお客様をどうやって出迎えるか、担当者の間で色んな案がでました。
「インパクトがあって、他の会場にはないもので お客様を出迎えたい!」という想いで提案したこの人形は、2014年・2020年にワークショップと作品展を行った造形作家 関口光太郎さんの「新聞紙とガムテープで作る彫像」から刺激を受けて作りました。
山崎さんが会館入りの時にこの人形を用意してお出迎えしましたところ、大変感動していただけました。
また、コンサートの日に造形作家関口光太郎さんがワークショップ開催のため名古屋にいらっしゃるということで、ゆめたろうプラザまで足を延ばして「まさよしくん人形」を見ていただきました。「すごいですね。展覧会に出せるレベルですね。」とお褒めの言葉をいただきました。
まさよしくん人形は今年度の町民文化祭で展示を予定しています。見られなかった方、ぜひ見に来てくださいね。