2023年2月18日(日)知多半島から世界へ!進藤実優&名芸大フィル「華やかなるピアノコンチェルト」が行われました。
今回はファーリントン版22人の小編成。プロオケのトップ奏者などの精鋭で構成されているだけあり、音の美しさと迫力は満点。ピアノの音もよく響き、まるでアンサンブルのように一体となって客席に届きました。


ピアニストの進藤実優さんは、現在ドイツのハノーファー音楽演劇メディア大学で研鑚を積まれていますが、出身は知多半島の大府市。そこで、進藤実優さんに直撃インタビューをしてみました。


1)ピアノを始めた理由は何ですか?
4歳の時に大親友がピアノを始めたのがきっかけです。5歳~中3まで、杉浦日出夫先生に教えていただきました。練習していかなかった時も、先生にはお見通しでしたが、先生におこられたり、○○しなさいと言われたことはなく、のびのびとやらせていただきました。

2)留学先にロシアやドイツを選んだのはなぜですか?
尊敬する先生の勧めがあり、モスクワでヴァレリー・ピヤセツキー先生に師事しました。2年間はモスクワで、コロナ禍の1年は日本でのリモート授業となりました。現在は、ショパンを弾ける先生がいらっしゃるドイツのハノーファーで学んでいます。
ロシアとドイツの素晴らしいところは、文学でいえばゲーテ、ハイネ、ドストエフスキー、チェーホフなど、音楽に限らず、芸術が充実しているところだと思います。

3)ピアノをやめたいと思ったことはありますか?
練習はそんなに好きじゃないですが、やめたいと思ったことは一度もありません。小学生の頃から定期的にコンクールに出たりしていて、自分にはピアノしかないと思っていました。コンクールは、世界各国からいろんな人が来て、友達になったりすることができ、とても刺激になります。

4)ピアノが弾けなくなった時期やスランプなどはありましたか?
2019年、モスクワにいた頃、国際コンクールでなかなか結果を出せなかった時が辛かったです。

5)最近一番練習している曲は何ですか?
今(2/18現在)は、ラフマニノフですね…笑

6)ピアノ以外の楽器を演奏したことがありますか?
小学校ではトランペット、中学校ではフルートを吹奏楽部で演奏しました。

7)好きな作曲家(あるいは弾きたい作曲家)は誰ですか?
みんな好きですが、今、身近なのはショパンですね。

8)本番に強い方ですか?アガったりしますか?
みんなと一緒くらいじゃないかなと思います。
コンクールとかコンサートとか限らずに、国や場所によって雰囲気が違うので面白いです。

9)1日の練習時間はどのくらいですか?
平均すると6時間くらいでしょうか。コンクール前はもっと練習します。

10)ピアノを弾いていて良かったことは何ですか?
素晴らしい曲に出会った時ですね。感動します。

11)世の中からピアノがなくなったらどうしますか?
え~っ、考えたこともありませんでした。そうですね、現代の技術を駆使して、ピアノを作らせちゃうかも。

12)あなたにとって、ピアノとは何ですか?
なくてはならないものではあるけど…
今は答えを探し中です。

13)子どもたちにメッセージをお願いします。
音楽は心のよりどころです。
素晴らしい物なので、みんなで大切にしていきたいですね。

進藤さん、ありがとうございました。
ますますのご活躍を楽しみにしています。
by ヨーコ

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