2022年8月5日(金)アルファ劇場「快傑ゾロ」が行われました。
チェコは「人形劇の本場」だそうです。御存知でしたか?
色々な状況が重なって、思いがけず頂いた人形劇公演のお話。
チェコ語での公演?舞台はどうするの?お子様にも楽しんでもらえそう?など不安要素もありましたが、こんなチャンスは逃せません!
今回の作品は『快傑ゾロ』の顔をモチーフにした舞台装置がとっても特徴的。
それを生かすためには…
輝きホールの舞台の上に客席を作ろう!
試行錯誤しながら、何とか客席をセッティングして、アルファ劇場ご一行様をお迎えできました。
2台のワゴン車から、劇団員さんたちが次から次へと…
皆さんなかなかの大柄なので、どうやって入っていたんだろう?って感じでした。
そして、トラックにぎっちり詰め込まれた道具も到着。
ちゃんと元通りに入れられるのか心配になるほどでしたが、皆さん協力してどんどん下ろしていきます。
チェコ語で挨拶できたら喜んで頂けるかなと「アホイ」と「ドブリーデン」だけ練習してたんですが、にこやかに「こんにちは~」と挨拶されて、嬉しくなって「こんにちは~」って普通に返してしまいました。
到着後すぐ、舞台の設定が始まります。
遠征用の舞台装置ですが、土台から順に協力して組み立てていきます。
暑い中、大きな資材を扱ったり狭い場所の作業もあったり、大変な作業だと思いますが、何となく穏やかな雰囲気の中、作業はどんどん進んでいきます。
知らない場所で、時間も限られている中、焦ったりしないのかな?流石だなと感心させられました。
見習いたいものです。
そして、頑張った甲斐もあり予定より早く舞台も出来上がり、スタッフもホッと一息ついていたところ
「ここって、海が近いんですよね。この辺りでお薦めの海岸ってどこですか?」と通訳さん。
チェコは内陸で海が無いので、海に対してとても思い入れがあるそうなんですね。
スタッフも、明日移動日と聞いていたので「見るだけなら、すぐですよ~」とか「泳ぐならせっかくなら内海まで行ってほしいな」
なんて気軽に話していたんですが…その後「役者が今から泳ぎに行きたいと言っているけど、何とかなりませんか」とのご要望が…
「え?今から?!」「あと1時間ちょっとで開場だよね」「泳ぐって??」と、パニックになる我々を尻目に、数名が海を求めて河和へ旅立って行ってしまいました…
「全く困ったのもで…」と言いながら、平然としている通訳さんたちを見て、流石だな…と感心しながら、絶対に真似はできないな(いや、しちゃいけない?)と思いました。
客席数が少なかったこともあり、客席はほぼ満員。
年齢層はやや高めのようですが、お子様方も楽しみに来てくれているようです。
かなり心配した『海水浴組』も無事時間までに戻り、舞台『快傑ゾロ』開演!
お話は基本チェコ語で、今回の日本公演のために頑張って練習してくれた日本語を織り交ぜて進められます。
日本語と英語の字幕が写しだされますが、ちょっと全部追うのは難しそうだったので、お子様達は内容がわかるのかなとちょっと心配もありましたが、ワクワクした雰囲気の中で開幕を迎えました。
人形劇の人形は、ちょっとゴツゴツした印象でやや怖いかも…
私としては、子どもの頃テレビで楽しみに観ていた人形劇を懐かしく思い出しました。(年齢がバレますね…)
話が始まり、最初に聞こえてきたのはやや年配の男性と思しき笑い声
やはり話の内容を御存知なので入り込みやすいのか、楽しんでいる様子が見られました。
いつもの『人形劇』の雰囲気との違いにちょっと緊張気味に見えたお子様たちも
「オカネナ~イ」「スケベ~~」などのセリフに笑いが漏れ、段々とリラックスして、話に入り込んでいっているようでした。
今回の作品は、ゾロの顔をモチーフにした舞台装置の前で楽隊が楽器を演奏し、歌を歌ったりお芝居に絡んだりと、愉しく迫力のある演出で、なかなか見られない生のメキシコ音楽も楽しめお得な気分でした。
しかし、大きな舞台装置とはいえ、小さいものを含めると80体にもなる人形を中で扱っている人たちは何人くらいなのか、あの大きな身体でいったいどうやっているのだろう??と、とても不思議でした。
お話しは勧善懲悪の分かりやすいもので、ユーモアもあり、楽しんで頂けたようです。
帰り際に「楽しかった」「ちゃんと分かったよ」と言って下さるお子様
「まさかアルファ劇場を武豊で観られるとは思わなかった」「武豊すごいね」と言っていただくお客様に
「本当にやって良かった~~」と胸を撫で下ろし、私たちも嬉しい気持ちでいっぱいになりました。
そして、アッという間に舞台は終わり、片付けが始まり、半日前の何もない輝きホールの舞台に戻ってしまいました。
何だか夢を見ていた様で寂しくも有りますが、とても楽しく貴重な体験をさせていただきました。
そして、案の定「トラックに機材が入りきらないから積み込み直し」というお約束をこなし、心配する私たちの前で演者さんもワゴンに何とか全員詰め込まれ
「アリガトゴザイマシタ~」「サヨナラ~~」と、賑やかに去って行かれるのを、スタッフ一同全力でお見送りしたしました。 「アホーイ!!」
By ツッチー
ちらし
アンケートより
2022年8月5日(金)19:00開演 ゆめたろうプラザ 輝きホール舞台上
総入場者数:92名
アンケート意見数:37枚
アンケート全回収数:66枚
- とても楽しかったです。アッという間でした。ありがとう。(70歳以上女性)
- セリフの字幕がヒゲの黒い部分に当たると読めない。(70歳以上男性)
- 人形操作もみんな技術が高い。(60代男性)
- メキシコの雰囲気が感じられてとても良かった。うたも心地良く聞くことができた。(60代女性)
- おもしろかった。(10代男性)
- 日本語を入れてくれたのがよかった。チェコの国が、違いがわかった。(70歳以上女性)
- 海外に行った気分になれて楽しかった。(50代女性)
- 思った以上に楽しかった。残念なのは一番上の小さな人形が動いている時、暗かったこと。きっとテレビの無いころ、こんな風に子ども達は楽しい時を過ごしたんだろうなあ。(70歳以上女性)
- 人形劇とラテン音楽の組み合わせ、最高でした!(30代男性)
- チェコの人形劇が大好きで、地元に来てくれてうれしいです。沢則行さんの人形劇がゆめたろうで見たいです。(40代女性)
- げきが音楽にあわせてやってあっていいと思いました。人形のうでや足やけんがリアルに動いていていいと思いました。(10代女性)
- 面白く、楽しかった。日本語も面白くつかって音楽もよかった。(70歳以上)
- チェコの人形劇は初めてみました。生演奏あり、あやつり人形とは思えない動きも、つたない日本語での笑いもあり、楽しめました。(40代女性)
- なぜゾロなのか。税金税金なんに使うの?(年齢・性別なし)
- 日本語がまじっていておもしろかった。(40代男性)
- 劇も生演奏もとてもすばらしかった。人形が生きているようで、音楽も相まってすごい迫力だった。日本語まじりで面白かった。また日本に来たら、ゆめプラにも戻ってほしい。(40代女性)
- 数年前にチェコに行きました。アルファの人形劇も見たので、懐かしかったです。(70歳以上女性)
- 本場チェコの人形劇が見られてよかったです。(60代女性)
- musicがよかった。人形もよかった。(70歳以上女性)
- 映画のゾロのストーリーとちがっていたので、すこしがっかり!でも人形はとてもよかった。生バンドもとてもいい。(70歳以上女性)
- チェコ(海外)の作品を観る機会になり、よかったです。おもしろかった。(50代女性)
- 楽しい。愉快。もっと多くの子どもたちにみせたい。(70歳以上女性)
- 金ようの夜に1じかん…いい時間でした。陽気ですね~。異国をかんじました。たのしかったです。(40代女性)
- お話は単純、いい者と悪い者。そしていい者が勝つ。それがとても気持ちよく、元気がでた。人形たちがとても素敵だった。(50代女性)
- 生演奏で、迫力とテンポが良くて素敵でした。(50代女性)
- 音楽はもちろん、人形の動きも素晴らしかった。この1年(去年)でみたもので一番です!今後もこれを超えるものは出会えるのか?(40代女性)
- おもしろかった。(10代男性)
- チェコの人形劇。(60代女性)
- 土やべたに座ってみれたらもっとよかったです。とても楽しかったです。感動しました。チェコに行きたい!(40代女性)
- 懐かしいお話、昔を思い出しながら観ました。(70歳以上女性)
- 楽しかった。舞台がとても独創的で、人形が大きく見えて良かった。(70歳以上女性)
- しょうぐんがはだかになるところが、おもしろかった。(10歳未満女の子)
- いろんな音がほんかくてき。(10歳未満男の子)
- 人形がとてもリアルに出来ていた。テレビでは人形劇見るが、実際に見たのは初めて…。人形使うのは大変だろうと思います。(70歳以上女性)
- チェコ語の言葉のうつくしさを感じられるよう、セリフを考えてほしいかも。字幕があるので、思い切ってチェコ語とスペイン語だけでもいいと思った。(40代男性)
- 日本語がおもしろかったです。生演奏をこんなまじかで見るのは初で、うれしかったです。(40代女性)
- 生演奏での劇は、すばらしかったです!人形の動きもなめらかで良く、全て生!なこの劇は、とてもおもしろかったです。(40代女性)